お子様のピアノのスタート年齢について
「こどもにピアノを習わせたいけど、ピアノやリトミックは何歳から習わせると良い?」
という相談をよく受けます。
色々なサイトでも諸説あり、もちろん個人差もありますので絶対的な年齢はありません。
ここでは、一般的なスタート年齢や、今までピアノ教室の経験での平均的な年齢でお話します。
指が届く年齢
まず、絶対的な条件として、ピアノ(グランドピアノ、アップライトピアノ)の鍵盤を押す力があるかどうかという問題があります。
ただ、こちらは押すという作業だけであれば、1、2歳程度も可能かと思います。
ただし、本当に”押す”だけで、”弾く”とはまた異なるかもしれません。
音階やメロディを弾いたり、両手で演奏したりとなると、早くても2、3歳くらいからになります。
上記は一般的なアコースティックということですが、こども向けのおもちゃのピアノやキーボードであれば、もう少し早い年齢から可能です。
絶対音感を身に付けたい!
ピアノを弾く以外に「絶対音感」という力もあります。これは、いわゆる「ド」の音を聞いただけで「ド」の音と分かる能力です。
もちろんドだけでなく、レやミやソも「ドレミファソラシド」で聞くことができます。
そして、楽器の音だけでなくエアコンの風の音や、線路の踏切の音、救急車のサイレンまで音階で聞こえてきます。
これに関しては、便利なところも不便なところもあるかもしれませんが、どちらかといえば持っていた方が音楽を演奏する際は便利です。
絶対音感を身に付ける事に関しては、ピアノを弾くよりも早く取り組んだ方が良いと言われています。
ピアノのレッスンではなく、リトミックのレッスンであれば、音感やリズム感を鍛えるのには適しています。
実際3,4歳のピアノレッスンでは、弾くことだけでなくリトミックの要素を取り入れたレッスンが多いようです。
一番はお子様のやる気!!
色々な問題や諸説はありますが、一番大切にしたいのはお子様の「やりたい!」と思った気持ちです。
どこかのコンサートでピアノの演奏を聴いてや、お友達がピアノを弾いているのを聴いてなど、”ピアノを弾いてみたい”という想いが芽生えた時がスタートにチャンスかもしれません。
また、保護者の方がお子様に習ってほしいという場合は、少々根気が必要かもしれません。
ピアノがおもしろい!楽しい!と思える曲に出会えるまでは、根気強くピアノに向かうことが必要です。
およそ3歳くらいからはじめて、4,5歳で両手で弾ける曲が増えてくると楽しめるお子様が多いように思えます。
実際のピアノ教室でも、興味がわくまでは教室を走り回っていても、両手で弾ける曲が増えると楽しく集中できるようになる子が多いです。
「継続は力なり」ですね。
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